[メイン4] 甘粕正彦 :  

[メイン4] 甘粕正彦 : 月夜を人口の輝きにて彩る地上の夜空

[メイン4] 甘粕正彦 : 並ぶ事なき建築物、この街の少ない名物でもある巨大建造物の頂点に

[メイン4] 甘粕正彦 : 男が1人達、街の全景を見下していた

[メイン4] 甘粕正彦 : 「……美しい、だが」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「人口の輝きに紛れ、人が見ずらいのは頂けぬな」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「己の生きた時代から数十年、変わりはすると知っていたが……」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「……いざ見据えてみると、洒落臭い」

[メイン4] 甘粕正彦 : 天を貫く摩天楼の光の一つ一つ、そこには今も家庭の為だと、出世の為だとあくせくと働く者達が満ちている

[メイン4] 甘粕正彦 : 遠からず眺めていれば美しいが、近づいてみれば不眠に不遇、見ているだけでかったるい気分になる様な修羅場の真っ最中だ

[メイン4] 甘粕正彦 : 美しいのは外面だけ、一皮捲ればそこには色褪せる命の灯火が並ぶ地獄道

[メイン4] 甘粕正彦 : 「…情けない」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「情けないぞ、お前たち」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「出世に栄誉、大いに結構!家族のため?素晴らしい、俺は涙が溢れそうだ……」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「だがな」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「それを、こんなくだらぬ事で成せたのだ。と胸を張るつもりでいるのか?」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「媚び、へつらい、小姓のように頭を垂れて得た栄光が眩いか?」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「ただ、嫌なことだけに耐えながら、家族には貯金箱の類似品と見られる日常で、本当に大黒柱だ、と胸を張り名乗るつもりか?」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「男なら、全力で己の強さを示し、国の一つでも抱く事を目指してみろ それこそ正に栄光だろう」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「かつて落とした女に、己の雄をこれでもかと見せ付けたくは無いのか?」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「お前の選んだ男こそ、まさしく運命だったのだと知らしめる程の雄々しさを、持っていたくはないのか?」

[メイン4] 甘粕正彦 : 今の、平穏を餌に飼い慣らされる家畜のような有様で、本当に満足だと?

[メイン4] 甘粕正彦 : 「……よし、ならば」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「俺が目を覚まさせてやろう、幸い、ここには益荒男が多く集う」

[メイン4] 甘粕正彦 : 「かつての夢を、憧れを……我らの死闘によって思い出すがいい」

[メイン4] 甘粕正彦 : ──俺は、お前たちの輝きを待ち焦がれている

[メイン4] 甘粕正彦 :  

[メイン4] 甘粕正彦 :  

[メイン4] 甘粕正彦 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 : 弟と一緒に無惨を倒してから数年
25で私の寿命は潰えると思われていたが…実際の所は死ぬ事もなく、弟の縁壱の鍛錬に付き合っていた。

[メイン4] 継国縁壱 : 「そういえば兄上」

[メイン4] 継国巌勝 : 「どうした」
ふと、鍛練の最中に声をかけられる。

[メイン4] 継国縁壱 : 「いえ…やはり…この件は兄上にお伝えするのは…」

[メイン4] 継国巌勝 : 「いつも言っているだろう、悩み事があるならこの兄上に相談しろと」
「奥さんのうたさんも最近縁壱の様子がおかしいと嘆いて居たぞ」

[メイン4] 継国縁壱 : 「………………うたが」



「今まで黙っていて申し訳ございません、兄上」

[メイン4] 継国縁壱 : 「実は…あらゆる叡智を手にすることができると言われる物体が存在すると、ある伝達が御座いまして」

[メイン4] 継国巌勝 : 「ふむ……」

[メイン4] 継国縁壱 : 「うたの…妻の出産日も近い事もあり…私も向かうことができず」

「兄上に…お任せしても宜しいでしょうか?」

[メイン4] 継国巌勝 : 「それくらいお兄ちゃんに任せておけ、縁壱」
「第二子なのだろう?うたさんの側にいてやれ」

[メイン4] 継国縁壱 : 「……ありがとうございます、兄上」

[メイン4] 継国縁壱 : 「それで場所なのですが…………」

[メイン4] 継国縁壱 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 : 「成程な、あの街か………把握した」
「では今から向かう事にする。縁壱、また後でな」

[メイン4] 継国巌勝 : 「それと…笛はちゃんと手元に持っているな?」
「もし…助けが必要なら鳴らせ、必ずお兄ちゃんが助けに来る」

[メイン4] 継国縁壱 : 「はい、いつでもこの袋の中に…」

[メイン4] 継国巌勝 : 「ならば良し、では向かう事にするぞォ〜!」

[メイン4] 継国縁壱 : 「兄上、お気を付けて」

[メイン4] 継国巌勝 : 「ふっ…分かっている」

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] 継国巌勝 :  

[メイン4] クロコダイン :  

[メイン4] クロコダイン :  

[メイン4] クロコダイン : ただ一つの目的だけを見据え、それ以外の宛もなく、一人の男が巨体をさ迷わせる。

[メイン4] クロコダイン : 部下も連れずただ一人、獣王と唱われるだけの、獣のごとく神経を周囲に張り巡らせ、獲物を探る。

[メイン4] クロコダイン : (……………)

[メイン4] クロコダイン : 何か気配を感じとる。

[メイン4] クロコダイン : (………きたか)

[メイン4] クロコダイン : スゥーっと息を吐き。

[メイン4] クロコダイン : 「我が名は獣王クロコダイン。この気配、殺気、間違いではないな」

[メイン4] クロコダイン : 「目的を同じとするのならば………」

[メイン4] クロコダイン :  

[メイン4] クロコダイン :  

[メイン4] クロコダイン : 「──今すぐオレと、」

[メイン4] クロコダイン : 「手合わせ願おうか!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 夜闇の中からぬるりと……溶けだしてくるように。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 細身の男が姿を現す。

[メイン4] クロコダイン : (姿は人間でありながら闇の中から…魔物のような特性だな)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ククッ、ククク…………」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「……ご親切にどうも!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : まるでただの日常会話でもするかのように、朗らかな声音。

[メイン4] クロコダイン : 「何、オレ個人がこういう性格なだけだ」

[メイン4] ゼシルウェンシー : しかしクロコダインの察した通りその肌から張り詰めるのは、暗い”殺気”。

[メイン4] クロコダイン : 「正々堂々が好きと言うのもあるが、こういう風にしかやれないたちでな」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 正々堂々という言葉に口の中で笑いを漏らし

[メイン4] クロコダイン : (この表情からこれほどの殺気を纏わせる……慣れているな、こいつは。)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「んじゃ、そっちの流儀に合わせましょう」

[メイン4] クロコダイン : 「ほう?合わせるか」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「我が名はゼシルウェンシー……」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「今後ともヨロシク!」

[メイン4] クロコダイン : (あまりオレと似たタイプだとは思えんが、そうしてでも勝てるだけの自信があるのか、あるいは相性があると踏まれているか……)

[メイン4] クロコダイン : 「………来い!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 命の奪い合いには不適切な挨拶
それを平然と行い

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「言われなくてもっ!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 全身をバネのようにして、一直線に飛ぶ。

[メイン4] クロコダイン : どっしりと斧を構える。

[メイン4] ゼシルウェンシー : (お互いの体格差──懐に入れば逆にこっちが有利!)

[メイン4] クロコダイン : (たとえどんな相手だろうと、オレにやれるのは真っ正面からぶつかり、受け止めるのみ。やってみせるさ)

[メイン4] クロコダイン : (素早い…!!斧の届かぬ懐へと瞬時に………!!)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 手元にナイフを握り、その間合いまで無防備ともとれる速度

[メイン4] クロコダイン : (だが……)

[メイン4] クロコダイン : 武器を持たないもう片手を構え

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「──!」

[メイン4] クロコダイン : 拳を握りしめ、殴打を放ち、懐へと潜り込んだ敵を迎え撃つ

[メイン4] ゼシルウェンシー : その拳には、回避を捨てて

[メイン4] ゼシルウェンシー : 相打ちを受け入れた動きで、ナイフを刺し付ける

[メイン4] クロコダイン : 「ぐっ……」
刺さったナイフに痛みを感じつつも

[メイン4] クロコダイン : その拳は勢いを全く緩めず、ゼシルウェンシーの元へと放たれ、ぶつけられる。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ぎゃ ぼ」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「…………ッ、ハハハハハァ!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : もろに拳を受け ナイフを手放してふっとぶ

[メイン4] クロコダイン : (あの速さ、そしてこの一瞬でオレに一撃を浴びせる起点、厄介だな。しかし)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「いっ てー !! !」

[メイン4] クロコダイン : (肉弾戦では確実にオレに分がある。)

[メイン4] クロコダイン : (手応えはあった。ダメージも負っている)

[メイン4] ゼシルウェンシー : たった一撃拳を受けただけで全身が持っていかれたような痛み

[メイン4] クロコダイン : (だが明らかに余裕があるな)

[メイン4] ゼシルウェンシー : あと一撃受ければ体は使えなくなるだろう、が

[メイン4] クロコダイン : (同じ手は通じないと見ていいかしれん………)

[メイン4] ゼシルウェンシー : そう──その顔にはまだ余裕しか浮かんでいない

[メイン4] クロコダイン : (次は近距離でもあの速さと機転にやられうる可能性もある)

[メイン4] クロコダイン : (ならば……)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 埃を払いながら立ち上がり

[メイン4] クロコダイン : スゥーっと息を吸い込み

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「いやあ…………オツヨイ……」

[メイン4] ゼシルウェンシー : おっと

[メイン4] クロコダイン : 業火を纏わせた炎の息を、勢いよく吐き付ける。

[メイン4] ゼシルウェンシー : さっきの格闘といい、速度負けで遠距離戦に切り替える判断と言い

[メイン4] ゼシルウェンシー : ”戦い慣れてる”な

[メイン4] ゼシルウェンシー : でも

[メイン4] ゼシルウェンシー : ”正々堂々”なんて概念に頼るからなァ

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ヒヒッ」

[メイン4] ゼシルウェンシー : その火炎に、むしろ

[メイン4] クロコダイン : (笑っただと……!?)

[メイン4] ゼシルウェンシー : ”自分から”飛び込む

[メイン4] クロコダイン : 「………!?」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 当然、体が燃え

[メイン4] ゼシルウェンシー : 燃え盛っていく

[メイン4] クロコダイン : 明らかに不審な動き。
しかし、それに気づいてもなお、炎の勢いを弱めるつもりはない。

[メイン4] クロコダイン : 真っ正面から叩く。
クロコダインにできることはそれだけだからだ。

[メイン4] ゼシルウェンシー : そうして全身まで燃え広がった 瞬間

[メイン4] : 「あッ……かはッ……!!?」

[メイン4] : ゼシルウェンシーの姿が掻き消え、代わりに一般人としか思えない男性が

[メイン4] クロコダイン : 「なっ………!?」

[メイン4] クロコダイン : その影は、明らかにさっき狙った男の姿ではなかった。

[メイン4] クロコダイン : 「………!!」
瞬時に身構え、辺りに神経を張り巡らせる。

[メイン4] クロコダイン : (奴は……消えた…?一体どこに……!!)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「後ろだ」

[メイン4] クロコダイン : 「……!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : スッ

[メイン4] ゼシルウェンシー : いつの間に現れたのか その男はクロコダインの後ろにいて

[メイン4] ゼシルウェンシー : その手は鋭利な刃物を握って今まさに突き刺さんと

[メイン4] クロコダイン : とっさに裏拳をかまそう、とするも

[メイン4] クロコダイン : 呆気に取られた一瞬、不意を突かれた一撃、ゼシルウェンシーの素早い動きに追い付けず

[メイン4] クロコダイン : 「ぐっ……」

[メイン4] クロコダイン : 「ぐぉぉおお……!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「こいつはいいとこ刺さったんじゃないですかぁ~?」

[メイン4] クロコダイン : 相手の攻撃が、獣王に届いた。

[メイン4] ゼシルウェンシー : ざく、り

[メイン4] ゼシルウェンシー : おっと、肉が堅い。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 普通の生き物なら急所まで抉れるところだったが

[メイン4] クロコダイン : (完全にしてやられた……だが!!)

[メイン4] クロコダイン : (応戦も防御もできなかったが、反応だけはできた……!!)

[メイン4] クロコダイン : (こいつは今、オレの正面に……!!)

[メイン4] クロコダイン : 瞬間、

[メイン4] ゼシルウェンシー : おっとぉ

[メイン4] クロコダイン : ナイフを刺した、相手のその腕を、自らの豪腕を持って

[メイン4] ゼシルウェンシー : 何か、狙っているな

[メイン4] クロコダイン : 強く、握りしめる。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 後ろに、飛ぼうと

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「!?」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「なっ」

[メイン4] クロコダイン : 「近距離戦闘において、貴様はオレより有利な点が二つある!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 刺したその凶器を”逃がさないようにする”など

[メイン4] クロコダイン : 「一つはその素早さ!!オレを翻弄しうる動き!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 自分の身もいとわない戦術
あるいはこれが戦士というものか

[メイン4] ゼシルウェンシー : 所詮戦いには生きていない奴らと舐めていた相手からの、予想外の動き──!

[メイン4] クロコダイン : 「もう一つは身の軽さ!!それを活かした機転はオレの鈍重な動きを簡単に弄びうるだろう!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : この男は確実に、戦場の生き物──!

[メイン4] クロコダイン : 「しかし、だ!!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ほ う」

[メイン4] ゼシルウェンシー : その素早さ、確かに俺の明確な優位 だが そう

[メイン4] クロコダイン : 「こうしてしまえば、貴様の優位は完全に消える!!」

[メイン4] クロコダイン : 相手の腕を握りつぶすかのように、拳に力を込めて。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「 ぎ ひ」

[メイン4] ゼシルウェンシー : そう

[メイン4] ゼシルウェンシー : 今俺が相手に勝る手札

[メイン4] ゼシルウェンシー : それは完全に 奪われている

[メイン4] ゼシルウェンシー : ああ、これは──

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ちく しょう が ! !」

[メイン4] ゼシルウェンシー : ──負 け た !

[メイン4] クロコダイン : 「そして、オレはこの最大の気を決して逃さん!!」

[メイン4] クロコダイン : 「ぐおぉぉぉぉ!!!!」
叫びとともに、もう片方の拳に力を込め

[メイン4] ゼシルウェンシー : 逃げらんねえな。

[メイン4] クロコダイン : その拳には、力、闘気が満ち、

[メイン4] クロコダイン : 今にも溢れんばかりに、爆発せんばかりに迫力を帯びていく。

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「くく、くく…………」

[メイン4] クロコダイン : 掴んだ腕を放さないまま、拳を大きく振りかざし、

[メイン4] クロコダイン : 叫ぶ。

[メイン4] クロコダイン : 「獣王!!!!!」

[メイン4] クロコダイン : 「痛恨撃ィィィッッ!!!!!!!!」

[メイン4] クロコダイン : 至近距離で、圧倒的な衝撃波が拳を伝い、放たれる。

[メイン4] ゼシルウェンシー : つうこんの いちげき!

[メイン4] ゼシルウェンシー : これはもう戦えねえ!

[メイン4] ゼシルウェンシー : 壊れていく肉体 しかしそれでもまだ笑う

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「おぼえ たぞ」

[メイン4] クロコダイン : (これでもまだ笑うか……!!)

[メイン4] クロコダイン : 「ああ、オレも覚えたぞ」

[メイン4] クロコダイン : 「お前のような強者の存在を、今ここで」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「お前の優位は、二つ」
「一つ、圧倒的な筋力を持つ肉体」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「二つ、恐れを知らないその戦法」

[メイン4] ゼシルウェンシー : ブレーキをなくせる大型車みたいなもんだ

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「強い!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「強い、から!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「ああ!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「勝ったら楽しいだろうなあああ!!」

[メイン4] クロコダイン : (手応えはあった。ダメージも相当なものを負っているはず、見るだけでも感じ取れる)

[メイン4] クロコダイン : (だと言うのに、あの余裕は一体なんだ……!?)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「そんじゃ──」

[メイン4] クロコダイン : (奴は今グロッキーと見ていい……ここは)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「──また ねっ!!」

[メイン4] クロコダイン : 「なっ……!?」

[メイン4] クロコダイン : (吹っ飛ばしすぎた!!この距離からでは確実に追い付けん……!!)

[メイン4] ゼシルウェンシー : 殴られた衝撃 吹き飛ぶのは本日二度目

[メイン4] クロコダイン : 「グッ………引くと言うなら、改めて言わせてもらう!!」

[メイン4] クロコダイン : 「このオレも、貴様の事は絶対に忘れん!!覚えたぞ!!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 「光栄 です!!」

[メイン4] ゼシルウェンシー : 男は現れた時と同じように、また夜の闇に
愉快そうに笑いながら溶けていく

[メイン4] ゼシルウェンシー : 思わぬ収穫
俺と同じ、戦いを求める性質の男

[メイン4] ゼシルウェンシー : それでも、違う

[メイン4] ゼシルウェンシー : アレには誇りがある

[メイン4] ゼシルウェンシー : 誇りなんてものに目を向けてる分だけ

[メイン4] ゼシルウェンシー : 俺の方がずっとよく戦いを見ている

[メイン4] ゼシルウェンシー : だから勝てる 勝つぞ 勝ってやる

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] ゼシルウェンシー : この身は、無限の勝利そのもの!!!

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] ゼシルウェンシー : ……だから、負けたって勝つまでやりゃーいいんで!!

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] ゼシルウェンシー :

[メイン4] マダラ :